娘の習い事の助っ人に高校2年生のOBがやってきました。
先生と勘違いされる程の大人びた外見と、落ち着き払った雰囲気。
はじめて指導するといいますが、
団体の小学生と見守る保護者(圧)を相手に動じるような素ぶりもまったく見せません。
始終、優しくそして的確に指導をしてくれました。
これから毎回来てくれるというそのすばらしい若者に、ひとりのお母さんが訪ねました。
「今年は大学受験に向けて忙しくなるんじゃないの?」
すると、
「僕は楽な道を選んでしまって、大学附属なんです。時間だけはあるので、こういう経験させていただけるのありがたいです。」
なんてできた子……!
聞けば、公立中学から某大学附属高校へ進学したんだとか。
高校からって、あの学校はかなり狭き門の印象ですが。
そうかー。
付属を選択すると、このキラキラした時期をこういうふうに使えるのかぁ。
それはとても魅力的。そして有意義な気がする。
娘も2つほど「好きなこと」がありますが、1つは入塾時のこのタイミングで泣く泣く辞め、
もう1つも遅くとも6年生のカリキュラムが始まるタイミングまでには辞めざるをえないでしょう。
こういった中断が中3で起こらない中学受験も魅力的ですが、高3の大学受験を回避できることも、わたしには魅力的に映りました。
そんな人生3週ぐらいまわして徳を積んでそうな高校2年生でしたが
最後、道具を背負ってギーコギーコとママチャリで帰っていく姿は
少年っぽさが残っている普通の高校生で、
なんだかちょっと安心してしまいましたけどね。
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